1月~夢工房だより~

 【菊地値理事長より新年のご挨拶を申し上げます】

 

謹賀新年 あけましておめでとうございます!

 

日本昔ばなし「安寿と厨子王」の物語(原典は森鴎外「山や」)死を覚悟した父が、幼いわが子安寿と厨子王に次の言葉を言い残します。

「人は等しくこの世に生を受けた。幸せにへだてがあってはならぬ」

「人は慈悲の心を持たねばならぬ。己を責めても人には情けをかけよ」

姉妹は父の言葉を堅く守って生き、ひとり残った厨子王が盲目となった母と再会する悲しい物語です。古き時代の言葉とはいえ、心の奥底に深く突き刺さる言葉です。

 

いかに時代が変わろうとも、この言葉が色あせることはありません。

あらためて本年も、夢工房の皆さんの幸せを念じ続けてまいります。皆々様にとりましてよき年でありますように.....。